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  • 執筆者の写真松田学

菅政権は終わった!!党内は一気に政局に突入か?~コロナモードチェンジへの決断と国民へのメッセージ~

菅政権が危機に直面しているようです。このままコロナ対策のモードチェンジを決断できないままだと、政権が行き詰まることは明確。最近ではさすがに永田町や霞が関からも、感染症分類をインフルエンザ並みに引き下げる議論が聞こえてき始めましたが、これは私がもう一年半近くにわたって発信してきたことです。しかし、デルタ株の感染が拡大し、30~40代の重症者が増えている、尾身氏は接触50%削減を言う、こんな状況ではとても無理…そんな弱音が官邸サイドから漏れ聞こえてくるようでは、政権は本当に終わります。


チェンジするならもっと早くやるべきでした。西村大臣がお盆は親戚で集まるのはやめろとまで言っているようでは、とてもできない。自分で自分の首を絞めています。菅政権が見切りをつけられたのか、総裁選に向けて永田町はもう、政局に…。


では、だれが次の総理総裁にふさわしいか。下村博文・政調会長が動き出しているようですが、すでに総裁選出馬の意向を宣言した高市早苗氏で、これから風が吹き始めるという見方も出ています。彼女ならコロナの決断もできる、そこには女性の強みも…。


いずれにせよ、このままズルズルと菅政権が続くなら立憲民主の望むところ。総裁選で多数の候補者が現れて政策論争を戦わせれば国民も自民党に注目する…これが総選挙に向けた自民党の起死回生策になる…。そうなれば、「緑の狸」さんの出番もなくなるか…。


今回は、コロナと絡み合うかたちで展開していく政局について述べてみたいと思います。田村重信氏が言うように、やはり菅氏はリーダーとして失格だったのか…。


●もう一度、常識でわかるはずのコロナ現象について解説すると…

常識で考えればわかることがなぜわからないのかと思うことが多いのが、新型コロナ騒動です。PCR陽性者に対して、あたかもペスト患者であるかのように保健所が対応するようなことをしていたら、日本のような医療体制のもとでは医療崩壊が懸念される事態になるのは当たり前。答は簡単です。毎年1,000万人以上が医療機関で受診しているインフルエンザと同じように、我慢できない状態にまで悪化した発症者に対してのみ、直接、医療機関が対処するようにすればよいだけのこと。新型コロナの場合は日本の陽性者は累積で100万人、しかも、医療のお世話にならねばならない発症者は、その一部に過ぎません。


すでに何度も述べてきたことですが、ウイルスは自らの生存本能に従って、感染の拡大で人間の側で免疫が広がるのに応じて、感染力を強める形で新しいものへと変異していくもの。ですから、新たな変異株が蔓延するたびに、「感染」の山は大きくなるのが必然です。これを「危機的」と騒いでいたら、いつまでもコロナ禍は終わりません。


変異といっても、人間を大量に殺すような変異をしていたら、ウイルス自体の生存領域が狭まってしまいます。デルタ株で致死率が上がったという状況は、少なくとも現在までは見られません。もう、発明者自身が決して感染症対策に使ってはならないと言い遺したPCR検査を、少なくとも無症状の人を対象に行うことは停止すべきでしょう。


感染力を強めたコロナの感染拡大を人為の力で抑制できるなどと、甘く見ることなかれ、あっと言う間にどこにも広がり、多くの人々がすでに感染して無症候のまま終わっていて、いずれ誰もが感染するものと観念すべきもの。たまたま感染中の人がPCRを受けたら陽性と出ているものと割り切るべきもの。こう考えれば、致死率がインフル以下(とみられる)の新型コロナ(死者数が過剰にカウント)に対して、インフル以上に、重症化に機動的に対応できる医療体制さえ構築すれば、PCR検査などしないほうが、真に必要な人への医療サービスの確保は容易になるはずです。


パンデミック収束の切り札として世界中が依存することになったワクチンも、変異株にはあまり頼りにならないことがはっきりしてきました。世界で初めて3度目のブースターショットに乗り出すイスラエルでは、重症化した患者の95%がワクチン接種済み、入院患者の85~90%は完全に接種を終えた人…似たような現象は他国からも報じられています。


この現状は「ますます抗体依存性感染増強(ADE)のように見えてきている」との海外専門家のコメントも…。新型コロナウイルスもそうですが、変異の激しいRNAウイルスに対するワクチンは、このADEのリスクがあるため、Sars以降、長年にわたり開発が禁止されていたのは世界の医学界の常識だった、そう井上正康先生はコメントしてきましたが、これを伝える動画番組はバンされてきました。しかし、それが現実化している…?


昨年1月の武漢の映像とPCRによって、そしてメディアの煽り報道によって蔓延した「コロナ脳」が、多くの国民から常識的な判断力を奪っている状況を是正することが急務。その第一歩として、PCR検査の停止と感染症としての扱いの正常化を政権が宣言すべきときだと思います。英国のジョンソン首相のような政治決断を菅総理ができるかどうか…。デルタ株が急拡大しているといっても、この事態も免疫の拡大でいずれ収束します。


●いまは政権が筋論で開き直るべき局面~かたや小池さんは予想外の大演説に出る?~

「菅総理は、ことコロナと五輪に関しては、筋論を言って開き直ることをしないと国家の指導者たりえない。かつては、政局や状況を勘案して少しずつ状況を動かしていくタイプの政治家が多かったが、今は、そういうことでは国家はもたない。」

こう述べる小川榮太郎氏の見方を以下、ご紹介しますと…、


「感染者が増えたのは政権のせいだという批判を恐れて五輪の期間に重なるように緊急事態宣言が出されたが、これは政府が本質的な議論を避けて、そのツケを国民に回しているようなもの。モードチェンジをしないと行き詰まると、我々は政権に言ってきた。これは状況を動かしながらとか、裏技などではできない。外側から政権の決断が見えるよう、自分で責任をもって痛みを背負って対応すべきこと。」


「我々(小川氏や井上先生や私を含むグループ)がかつて提言したのは、本来は五輪の前にモードチェンジをして、みんなが祝福できる五輪にしようとするものだった。それが、なんでもいいから五輪を開催する、そのためには全ての悪条件を飲んででも、になってしまった。五輪をやることではなく、祝福される五輪をすることが本来のゴールだった。それを外したからには、求心力の高いモードチェンジまでにはいかない。」


どうも、東京オリパラが終了したタイミングで小池都知事が電撃人事をするという噂も永田町では流れたようです。「全力でコロナ対応はしたが、結果として無観客開催となった、国民に広く参加していただく形にならなかった、あれだけ頑張ったけれど、コロナの感染者は増えてしまった」と、涙ながらの大演説をする。「それは世界のニュースになる。辞任で世界中に配信される、女性であり、煮え切らない菅さんよりも前にスパッと辞めた、それができることこそ、次の総理。そして国政に。きれいにやめて世界に喝采されたら無責任とは言われない。二階さんも彼女の国政復帰は大歓迎。瞬間、かっこよくやればいい。」


小川氏は続けます…「国政にぜひ、と、媚を売って『自民党を指導してください』と言う自民党議員がたくさん出てくる。自民党の多くは、安倍さんだったから総裁マターの法案に票を投じたが、そもそもノンポリ。その時の勝ち組につくのがほとんど。今までの政策理念など関係ない。浮足立つ。」


●小池さんでは無理、菅総理は間髪を入れずにメッセージを

では、総選挙後の政治は二階小池ラインが主導していく?「小池さんは自民党にさらっと復党して、選挙の後に、小池旋風で勝ちました、で、総裁選をやれば、小池さんが選ばれる確率が上がる。ただ、基本的に、三歩先の自分が有利になることだけを重視している人だ。長期戦略はない。短い単位だけで得点していく、マスコミを味方にしている限り強い。マスコミも国がどうなるということなど何も考えず、平気でどんな番組もやる。両者の親和性が高い。先に対する責任が極端に欠落した人間たちが結託すると、相当な破壊力。」


「小池さんも憲法とか安保と言うと、マスコミに潰される。国家的な課題を全く言わないことに徹している。漂流するのは間違いない。東京都は彼女によって豊洲でもなんでもひどい目に遭った。東京の飲食がひどいことになっても、豊洲が混乱しても、これが日本全体で、になったら、そして今回の緊急事態の乱発のようなことをやると、大混乱に。総理は、彼女の演技でこなせる仕事ではない。民主党時代と同じ大変な混乱に瞬時に入り、保守政党としての自民党も政治も外交も、ものすごい勢いで一挙に崩れる。」


こうならないよう、小川氏は、東京オリパラが終ったら小池氏にパフォーマンスをさせる間もなく、間髪を入れずに、菅総理が次のメッセージを発するべきだとしています。


「これまで、首長さんの言うことを聞いてきたが、これも五輪の成功のためだった、結果として国民には大変な負担をかけた、五輪が終わった以上、最先端の基準に切り替える、そして経済対策で日本を成長軌道に乗せる。日本も海外と歩調を合わせて、ウイズコロナでいく」…小川氏は、これをできるだけの決断が無ければ、政権は終わりだとしています。


ところが、菅総理はそうした断固たる決断ができる器ではない…?ここへ来て、そんな疑念が強まっています。コロナの科学的基準の再設定は、総裁選で争うテーマにするしかないか…。それができそうな高市氏に小川氏は期待をかけ始めているようですが…。


●菅総理はやはり宰相の器ではなかった、菅政権はもう終わった…という見方

菅政権はもう終わった…長年、自民党政調で時の政権の興亡をそばで経験してきた政治評論家の田村重信氏は、こう断言しています。同氏によると…「各種調査で支持率は過去最低、30%を切り、不支持は52%で最高。登場した時は70%以上の支持だったが、五輪効果も期待が裏切られた。新型コロナなど不幸なところはあったが、対応がどうだったか。厚労大臣とコロナ担当大臣、そして河野さんをワクチン担当大臣にしたが、たくさん任命するとうまくいかないもの。河野さんは批判や破壊は得意だが、建設するのは得意でない。やはりそうだった。こういうときは、司令塔は一つにすべきもの。」


「菅さんは人の意見を聞かない。これはリーダーとして由々しき問題。良い話しか入らなくなるもの。真のリーダーは太宗の貞観政要にもあるように、自分がトップになると周りがちゃんとした情報を入れないから、悪い情報を入れるように奨励すべきもの。マキアベリの君主論もそう説く。諌言、文句、アドバイスをする人を周りに置けるか。時代劇でも、爺やがいる。殿は聞く。大事なのはそこである。菅さんの最大の欠点。安倍総理のときは秘書官、小泉さんのときは飯島さん…。気に入らない話をすると人事で飛ばすなら、役所も動かない。リーダーとしてどうか。」


「総理と官房長官は圧倒的に違う。脇役は主役をすぐにはできない。菅氏への当初の人気は、二世三世に国民が飽きたこと。そういえば田中角栄がいた、彼も田舎から出てきた。」


「コロナ対応が一番大きい。自分で全部、責任もってやらないと。今回、どの国のトップもそうだ。皆、国民にこうだと一人で説明したが、菅さんの場合はもう一人、感染をいかになくすかの専門家が隣にいると、それだけになってしまう。国民のメンタルな面まで総合して政治が判断するもの。政治家は弁論、言葉である。総理の場合は熱。自分もこういうことを考えて決断したという一生懸命さが見えなければならない。」


「自民党内では、若手議員たちが選挙区に帰ると菅さんへの批判が大きい。二連ポスターも、菅さんだとどうなの?と地元の人から言われてしまう。」


「高市早苗が総裁選に出馬声明をしたが、鳴り物入りの月刊文春の記事の中身は経済対策だけ。総理総裁に立候補するなら、次の日本をどうするかがあるべきだが、それはない。」


「高市氏はこれから本を出すと言うが、総裁選には間に合わない。今月下旬に総裁選の日程を決める。9/17告示、9/29に投開票というのが常識的。総裁選をフルにやって衆院選。そして来年は参院選もあるから、党の顔が重要。麻生さんのときも大変だった。マニフェストに写真を入れなかった。麻生政権のときと似ている。麻生さんは読み間違い、菅さんも読み飛ばしと遅刻。総理がそういうミスをしてはいけない。大事な式典のときは…。そういうのがボディブローで効いてきている。」


「コロナに対する政治決断で、分類をインフルエンザ並みに見直すのが良いが、ここまで来るとできない。西村大臣がお盆には帰るな、親戚と集まるな、そんなことを政権が発しているときに路線転換はできない。せいぜいワクチンを早く打つこと程度か。」


●政局への起爆剤ともなりかねない横浜市長選の現況

ここで今度の日曜日(8月22日)投開票の横浜市長選の状況をみてみたいと思います。下手をすると、これが菅政権を終わらせる契機になるかもしれないからです。


自民党本部事務局がごく最近実施した選挙情勢調査が示した候補者別支持率は、①小此木八郎(前国家公安委員長・国務大臣)25.4%、②山中竹春(立憲民主、社民、共産)22.7%、③林文子(現職横浜市長)17.1%、④松沢成文(前参議院議員、元神奈川県知事)7.3%、⑤福田峰之(前衆議院議員)2.4%、⑥田中康夫(元長野県知事)1.9%、⑦太田正孝(横浜市議)1.3%、⑧郷原信郎(元検事)0.6%、他の2名の立候補表明者は切り捨て(泡沫)。


秋の総選挙を占う前哨戦とされるこの選挙、菅総理や官邸筋が全力を挙げて応援する小此木氏がなんとか首位を守っていますが、他の世論調査では支持率で山中氏の後塵を拝しているものが多いようです。やはり、小此木氏が自民党が推進しているIRに反対を唱えたことで、自分は勝てると見た林市長が、IR誘致に望みを託す横浜経済界などからの声を受けて四選への挑戦を決めたことで、自民党が事実上分裂したことが大きいでしょう。


また、この市長選については月初から、菅総理のIR利権をめぐる「怪文書」が流布しています。それによると、菅総理は当初は横浜へのカジノ誘致は中国系企業に決め、米系は他の地域にと考えていたところ、米政権がバイデンに代わり、4月の日米首脳会談で「中国とは手を切れ」と恫喝されたことから、中国系企業を横浜に入れるわけにはいかなくなった、しかし、代わりに米系を入れると、誘致を予定していた中国系企業から菅政権との癒着を曝露される恐れがある、そこで、横浜にはIR誘致をしないことにした、小此木氏がIR反対を掲げたのは菅総理とも示し合わせていたこと…もちろん、本当かどうかわかりませんが、こんな爆弾が炸裂したら、それこそ一気に政局では、と懸念されます。


ちなみに、私がかねてから親しくしている松沢さん、なぜ参議院議員の地位を捨ててまで橋下、松井流の知事から市長への道を…?当選が難しそうなので心配していますが、もしかすると来年の神奈川選挙区での参院選の事前選挙活動…?そう思わないことにします。


●自民党の起死回生策は華々しく総裁選をやること~下村博文氏はいかに?~

ここで田村氏のご発言に話を戻しますと…「自民党が総裁選で騒がしくなるのは良いこと。若手議員たちにとってもプラスだ。高市氏は、問題は推薦人を20人集められるか。野田聖子氏も20人集められず、出られなかった。20人集めるのは結構大変。高市氏はかつては新進党、最近では清話会から抜けて無派閥になった人。こういうときは派閥にいるのが良い。石破さんは今度は出ません、総選挙が終ってからだと言っている。今は石破派がどんどん抜けていて、20人集まらないからだ。総選挙で自民が負ければ石破さんの芽がある。それを狙っている。岸田さんは前回きつかったが、出るだろう。」


「読売新聞で次の総理にふさわしい人の世間調査で名前が出た人たち…河野、小泉、安倍、石破、加藤勝信、岸田…そこに初めて下村博文が出た。問題は、菅さんが3%でしかないこと。有力なのは下村氏ではないか。既に本を出した。そこに安倍さんとの対談も入っている。いちばん大きな派閥におり、いまは政調会長だ。若い国会議員たちから出てくれとの声もある。20人集めて立候補声明するかもしれない。小泉氏や河野氏は20人集まるか。二階幹事長はずっと様子を見ていて、勝ち馬に乗るだろう。」


「総選挙の前に総裁選をやると、マスコミが報道するから自民党にはプラス。政策論争もするし、国民が注目する。そういうときは大体良い結果が出ている。総裁選にはたくさん出た方がいいし、そうなると思う。下村氏は著書でもGDW「国内総幸福度」を提言、これはダボス会議などでも言われていること。もともと教育に熱心であり、日本の国力は人材だとしている。経済でなく、国家ビジョン的なものを出している。楽しみだ。」


動向が注目される小池さんは…「政界にデビューする前は、竹村健一の世相講談のアシスタントで、メディアを熟知している。マクルーハンの議論を体現していて、どのメディアでどう言うかで全て違ってくることや、メディアをどう扱ったらいいかということがわかっている。都議会選に最後に出てきても静かにしている。勝手に報道してくれるから。」


「だが、都知事としてコロナがどうだったかが判断材料だろう。そこは見方が分かれている。責任者としてほったらかして、別の所に飛び出していくのは難しいのではないか。特に総裁選で自民党の人気が復活すると難しい。このまま菅政権でズルズルといくのは立憲民主が望んでいること。その場合に、小池さんの出番がある。」


●総理総裁に必要なのは熱さ~コロナ対策の決断なら高市早苗氏はいかに?~

では、かつて中曽根総理のタカ派イメージを大きく変えることに尽力した田村氏として、菅総理のイメチェンにアドバイスは…?「もう無理。最初にやらなければならなかった。インフルエンザ並みへとチェンジするのも、もっと前でないとできなかったこと。ここへきてバタバタやるのは…。目の前の課題を一つずつ丁寧にこなしていくしかなくなった。」


これから求められる総理総裁像は…?「夢と希望を持てるようなものを提示して、ついて来いと、それと熱い気持ち。小泉純一郎にはあった。迫力。今の時代はみんなお利口ちゃんになってしまった。大事なのは決断力だ。資格があるのは下村氏。派閥をみると、清話会は100人いる。その中で支持されて安倍さんも応援すると…。政治のリアリティとは人間の集まりであり、派閥で集まり、その中で評価されるということが大事。コロナで大決断をした英国ジョンソン首相。あれでいい。大事なのは熱いということだ。」


しかし、それが下村氏なのかどうか、田村氏の見方に対しては、下村氏では党内の支持は広がらないとの見方も強く、高市氏が従来の自民党の論理を超えて風を吹かせることに期待する向きもあります。確かに、キャラクターとしては、田村氏が理想とする総理総裁像を体現しているのは高市氏のほうかもしれません。今後、横浜市長選を経て自民党内にどのような動きが起こるか、風雲急を告げているようです。


いずれにしても、何事も決断にはタイミングがあります。私たちは今年1月に政権要路に決断を迫っていました。時間が経つにつれ、ウイルスの側もより感染力の強いものへと変異し、波は大きくなっていくもの。しかし、ほとんどが無症候感染者という状態になっていくものです。これにペスト並みの扱いをして、PCR陽性反応をもって対応しようとするからこそ、医療崩壊の懸念が出ます。これではかえって犠牲者は増えます。


毎年、今回のコロナよりも二桁多い感染者を出しているインフルエンザでは、そんなことは起こったことはありません。感染症の分類変更と、無症状者に対するPCRの停止、我慢できない発症者には直ちに医療機関が対応、これだけで、私たちはこの騒ぎから脱出できるはずです。戦後、政権の決断力がこれほど問われたことはなかったかもしれません。


●菅政権or総裁候補に発してほしいコロナモードチェンジに向けたメッセージ案

できれば今回の緊急事態宣言が終了し、東京オリパラが終った段階にでも、菅総理に発信してほしい、あるいは、もし菅総理が決断できないということであれば、高市氏でも誰でも、総裁選に向けて高らかに発信してほしいメッセージと新たな新型コロナ対策の要点について、私なりに原案をしたためてみました。こちらからご覧ください。

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