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  • 執筆者の写真松田学

岸田氏撤退!誰が新総裁でも自民党では応えられぬ世界の新潮流~靖國の英霊は20世紀の世界の英雄だった~

お盆休みも終わり、今週から酷暑のなか、お仕事も本格稼働の方が多いことと思います。振り返ると、先週のお盆休みには世間を騒がせた事件?が相次ぎました。南海トラフ大地震注意!極めて強い台風が関東に上陸!落ち着いて休みを満喫できなかった方も多いのではないでしょうか。そしてもう一つ、岸田総理が総裁選に出ないとの大ニュース!バイデンさんも党内からの圧力で大統領選撤退を表明しましたが、岸田さんも同じ穴の狢か…?


国民からも党内からも、ここまでそっぽを向かれてよくもやっていられるな、ここで辞めなければ政治家とは言えない…日米両首脳ともに言えたことですが、岸田氏についてはこの4月頃から私はそのように思っておりましたので、想定内ではありました。公職とは本人の為ではなく、公の為にあるもの。ご本人は会見で、以前から辞めどきを考えていたやに仰ったようですが、まだ未練はあったでしょう。でも、抗しきれなくなった?


自己都合延命政権もついに行き詰まったか…岸田総理は8月14日に不出馬会見をするに至る最後の最後まで、政権の延命を第一に考えていた状況証拠が数多くあります。政治とカネの問題で、安倍派幹部には離党など厳しい処分をする一方で、自派閥にも同じ不正がありながらも自らは不問とする岸田総理は、4月4日の会見でトップとしての責任については「最終的には国民と党員に判断してもらう」と答弁。そのとき、「国民」とは衆院解散であり、党員とは、それに勝利して9月の総裁選での再選を意味したのは明らかでした。


しかし、その後の4月28日の衆院補選で自民党が惨敗した時点で「国民」の判断は下されており、その後の世論調査でも、支持率の低迷のみならず、9月以降の岸田続投に7~8割が反対、政権交代を望む声の方が上回る民意を「国民」は示していました。6月末に通常国会が閉会するやいなや、まさに拙句「会期終え 降ろしの風吹く 永田町」…岸田総理では選挙が戦えないとの声が党内で相次いだ時点で「党員」の判断も明確でした。


なのに…?岸田氏は鈍感力を超えて「裸の王様」?などと言われたものです。ウクライナ支援で密約を交わした米国(バイデン政権)や、安倍派を掃討してくれた検察が守ってくれている?派閥は解体されたのだから岸田降ろしは奏功しないと読んでいる?電撃訪朝で支持率が回復すれば総裁選前の解散か…?などと色々と憶測を呼んだものです。


以前、本コラムでも触れたように、出元が岸田側近と思しき「8月末衆院解散説」が流れましたが、その意図は総裁選に向けた岸田降ろしを封じるためでした。また、8月5日に初会合が開かれた総裁選管理委員会の委員は総裁選候補の推薦人にはなれない決まりになっていますが、同委員に岸田派の議員が一人も任命されなかったのは、岸田氏自らの推薦人を確保するため。総裁再選に向けて権謀術数の限りを尽くしたのが岸田氏でした。


どうも、これにトドメを刺したのは麻生氏だとか…。自らに断りもなく派閥解散を決めたり、党内でのギリギリの議論を経て20万円から10万円に引き下げたパーティー券の公開基準を他党との協議で勝手に5万円に下げるなど、岸田氏の独断専横のパフォーマンスを麻生氏は許せなかったとか…今や永田町の関心は誰が総裁選に出るかになっています。


すでに麻生氏ともう一人、キングメーカーの座を争う菅前総理との間での確執が政局を動かす展開の中で、岸田氏もついに総裁の座の継続をあきらめることに追い込まれたのが真相でしょう。いずれにしても岸田さん、国民も党員ももう判断してました。やはり、信なくば政権立たずでは?では、誰が次の総理総裁に…?現時点で囁かれているのは11人!茂木敏充、石破茂、河野太郎、高市早苗各氏に加え、斎藤健、加藤勝信、小林鷹之、上川陽子の各氏、そして、林芳正、小泉進次郎、野田聖子各氏の名前も出ています。


派閥なき初めての総裁選、若手や新顔の登場で刷新感を、と言われる中で、まるであの都知事選のようにニョキニョキと…の感もあります。ただ、総裁選に出るためには20人の推薦人を集める必要があり、実際にはこの半分の数で争う構図になるとも言われています。


では誰が有力?どうも、麻生氏は河野氏を、菅氏は小泉氏をという説がある中で、国民の人気第一位の石破氏は総理にしない力学も働いているようです。ただ、自民党の現在の苦境の一因は岩盤保守層の自民党離れであり、その層から見れば彼らはNGでしょう。


その中で、この層の高市氏への期待は尋常でないフィーバーぶりですが、故・安倍元総理の流れをくむ高市氏だけは総理にさせない力学も党内では強烈に働いているとか…そのために急に出てきたのが、自他ともに保守と認める49歳のコバホーク、小林鷹之氏であり、山口敬之氏によると、その目的は高市氏から推薦人を引きはがすことにあるそうです。


ただ、高市氏も含め誰が新総裁になっても、安倍氏が目指した「日本を取り戻す」政治は自民党には不可能でしょう。今般、政治とカネの問題が奇しくも露呈したように、カネを軸とする陳情政治が土台になっている自民党の構造のもとでは、結局は日本中に利権を張り巡らせているグローバリズム勢力に日本を乗っ取らせるだけ。あの長期政権を築いた安倍氏ですら、志半ばで葬り去られました。やはり、理念を軸とする保守政党が必要です。


私の次世代の党時代の同僚議員も入っている自民党の「日本の尊厳と国益を護る会」の議員たちがどんなに頑張っても、彼らの意思は自民党にいる限り実現できないでいます。その構造的な壁の存在は何度も露わになりました。日本の政界の最大の問題は、いまや世界の政治の対立軸が、グローバリズムvs「愛国国民派」となっている中で、この構図を認識し、後者の立場を担う国政政党が参政党しか日本には存在しないことにあります。


この課題は実は、世界が日本に答を求めている課題でもある。このお盆休み中は今年も靖國に参拝しましたが、かつて英霊が闘った相手は、植民地主義、白人至上主義、共産主義、全体主義といった当時のグローバリズムでした。いまこそ、日本国民はその歴史的使命を再認識し、米国民とも一緒になって諸国民共通の敵との闘いの国民運動を興さねばならない。その思いを強めさせてくれたのが、「私はなぜ靖国神社で頭を垂れるのか」を著した米国人であるジェイソン・モーガン氏との対談でした。以下、その内容をご紹介します。


●日本=戦犯国との洗脳は日本人のみならず米国民に対してもなされていた

靖國神社を参拝する際に、私はいつも、新しい世界秩序を先導すべき日本人の使命への自覚と決意を英霊に捧げることとしています。このことの意味を改めて感得させてくれたのが、ジェイソン・モーガン氏との対談でした。


戦前の日本はファシズムだったのではない、靖國の英霊たちが闘ったのは正にファシズムであり、植民地主義であり、グローバリズムだった。それは少数者が多数を支配する白人至上主義であり、現在も、グローバルスタンダードの名のもとに世界を支配している…。


戦後、日本人はGHQによるWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム:戦争についての罪悪感を日本人に植えつけるための宣伝計画)で洗脳されましたが、洗脳されたのは米国民も同じ。日本軍と直接戦った米国人たちは日本を褒めたたえ、悪く言う人はあまりいなかった。それが、広島・長崎を正当化するように洗脳されてしまった。


欧米の歴史学者の得意技は、事象の背景を見ず、都合の悪いことは語らないことだそうです。元々、モーガン氏が「野蛮」とするヨーロッパ文明は、収奪によって他者を支配する文明であり、欧米人は歴史的に自分たちが優れた人種だと思い込むようになった。ヒトラーを経て、そのことを言えなくなったこんにち、第二次大戦を終わらせないために存在する国連をはじめ、現在のグローバルな仕組みは、同じ支配構造を維持するために姿を変えてつくられているようなもの。


大東亜戦争を通じて世界から植民地を一掃した靖國の英霊たちは「20世紀のヒーロー」である。だから、日本には、今やますますその支配力を強化しているグローバリズムとの闘いの先頭に立つ使命がある。日本国民にとっても米国民にとっても共通の敵は「ワシントン」であり、一緒に闘いましょう。これがモーガン氏のメッセージです。だから、日本国民だけでなく、世界中の人々が靖國神社を参拝して感謝を捧げてほしい…


この対談で提示されたのは、私たち日本人に目覚めを促してくれる歴史観と世界観でした。正しい歴史認識を米国民とともに形成し、これを通じて「世界に大調和を生む」政治を実現していく…決して夢ではないかもしれません。


●英霊たちが闘ったのはグローバリズム…植民地を終わらせたのは日本だった

モーガン氏によると…「初めて靖國に行ったときは抵抗感。教育では、戦前の日本はファシストの国だったから。しかし、気づきが待っていた、自分の国の歴史をもう一度ゼロから学ぶ機会が日本滞在。その中で自分の国の政府がやったことが初めて分かった。」


「米国はネイティブアメリカンやベトナム人に対しても嫌なことをやった。その政府が発しているプロバガンダは違うなと。グローバリストはいつも姿を変える。共産主義、白人至上主義、優生学…だが、少数者が全世界を支配する点では一致している。」


「その連中と闘ったのは英霊だった。日本はファシストと闘った。当時はソ連がトンデモない敵。ナチスドイツがそれに備えるために、同盟国だった日本も、ソ連という共通の敵とどう戦うかという方法を探った中で、ドイツとの同盟。ルーズベルトとソ連が同盟。そして、日本はグローバリストの世界支配と闘った。それは、人間を家畜として支配するソ連+ワシントンとの闘いだった。植民地を終わらせたのは日本だった。スゴイことをやった。そこで靖國神社に行き、英霊とともに安らかな憩いを感じている。」


「自分の祖父が日本軍と戦った、日本人と直接戦った米国人、祖父の友達が来て戦争の話は殆どしないが、じいちゃんたちに聞いたら、その世代は日本人に対する悪口を言ったことがない。戦いぶりも立派、敵ながらあっぱれ、と。」


「しかし、その後、日本がファシストだとか、南京大虐殺とかが流行ってきて、自分の世代では、日本は恐ろしい国だったという意識に。これは、あとでできたプロパガンダ。直接戦った人たちは違うが、歴史の一つを切り取って、これだけという語り方になった。」


「それは、背景を見ようとしない。真珠湾攻撃も、なぜワシントンの戦艦がハワイにあったのかが語られない。インパール作戦、なぜ英国がインドを支配していたか、そもそもなぜそうなっていたのかの歴史は語られない。それをみれば、日本はなぜワシントンに立ち向かったのかがわかるはず。それを語るべき。日米問題と言うよりも歴史学者として。」


「全てを語らないと、歴史を語っているとはいえない。ウクライナ戦争も同じ。今も目の前で同じことが起きている。プーチンが思いついたものではない。その前の歴史。プーチンが独裁者?ワシントンがやった嫌がらせ。戦争を仕掛けたとか、傀儡政権とか。不都合なことを語らないのが欧米の歴史学者の得意技だ。」


●欧州人の野蛮性が人種差別に…あってはならないことと闘ったのが日本

「大東亜戦争で植民地のない世界が実現した。20世紀のヒーローは日本だ。人種差別はダメだと分かっていた。米国内の黒人は日本を希望の星だと。アフリカもアジアも自分たちはなすすべがない。戦うのは日本だけ。植民地支配を終わらせる。軍として国家として真剣勝負しようとしたのは、唯一植民地にならなかった日本だけ。それは人間としてやるべきことだったし、まさに正義だった。」


「あってはならないこととは闘うべき。グローバリズム、植民地主義と日本が闘い、植民地がなくなった。日本人の祖先は素晴らしい貢献をした。今もグローバリズムとの闘いは続いており、日本人はその使命を受け継ぐ立場だ。英霊が闘った戦争は終わっていない。」


「元々欧州は、野蛮。自分の家系は11世紀にフランスに来たノルマン族。今はノルマンディー。バイキング、ワイルドな人々の一人が自分の先祖。人の国に勝手に入って侵略して財産を奪って強姦。それは欧州の歴史では頻繁だ。キリスト教が野蛮性を抑えたが、レコンキスタがあって、欧州から出て、米大陸に展開。」


「野蛮性を抑えたキリスト教もグローバリズムに切り替え、日本でも人身売買をしたり。日本の戦国時代は武士の倫理、一般の人々に手を出してはいけない武士道。欧米では自分たちが優れた民族と思うようになった。日本人はあくまで人間同士。欧州人は野蛮性が人種差別に。アフリカやインディアンは奴隷であるべきだと。それが第二次大戦まで残った。」


「ヒトラーで人種差別を言えなくなり、言い方を変えて、グローバルスタンダードだとか、国連、WTO、IMFの機関を通して白人至上主義を展開。だが、決して白人至上主義とは言わない。それがいろんな国に浸透。日本でも『親米保守』が名誉白人。彼らはやはり酷い。今も白人至上主義が続いている。まだ人種差別なき世界にはなっていない。」


「移民問題では、米国に自由に色々なテロ組織や工作員が。それ以外はほとんど貧しい人たち。ワシントンがそうさせている。何割もの女性がジャングルの中でレイプ。誘拐、人身売買。ワシントンがこれを加速させている。その人たちはただの家畜。植民地主義マインドが変わっていない。それがこれから日本にも来る。コロナワクチンで日本人はモルモットにされている。それも白人至上主義。本当に闘うべき敵はそこにある。世界が動き出している中で日本は先頭に立つ使命がある。」


もう一度グローバリズムを終わらせようとしている国は日本しかない

「ワシントンは全世界に色んなイヤなことをやっている。全世界のテロの総本山だ。そのワシントンの支配を終わらせる、どこでテコをいれるか、それが日本。英霊のスピリットがよみがえって…いろんな日本国民に出会っているが、物事を分かっている方が多くいる。戦いたいと思う方々だ。英霊の精神はまだ生き残っている。」


「もう一度グローバリズムを終わらせようとしている国は日本しかない。重荷を背負わせているかもしれないが、一緒に戦いたい。日本が米国に対して自立すれば、世界が変わる。英霊たちが挑んだ歴史に残る偉業を、もう一度やってみませんか。」


「米国側でも対日戦争を正当化しているのは、残念ながらその通り。ジャパンホロコースト、普通の米国人の意識、これらは中国のプロパガンダに基づいている。南京で撮影された写真で始まる本。洗脳されている。WGIPは日本だけでなく、米国人に対しても。」


「ワシントンにとっては、両者とも邪魔な存在。トランプに投票するトンデモナイ国民、もっと洗脳しなければと。その呪縛を解いて自由になりたい。南北戦争、奴隷制度や人種差別はとんでもないが、リンカーンに関してワシントンが作った神話はやめよう。」


「政治的な神話はワシントンの得意技。リンカーンやルーズベルトが巨悪から救った神の如しだが、南部の人間として受け入れられない。南部の人たちも日本人のように日教組マインドに洗脳された。だが、リンカーンは相当イヤな人だと思う人は増えている。」


「ワシントンが全世界の人々をコントロールしようとしている。米国人と一緒になって歴史認識を見直していくべきなのは、その通りだ。日本の文化のすばらしさは、間違っていたら素直に間違っていたと言える文化であること。米国人は素直になれない。間違っていると分かっていても、すぐに言い訳に依存するタイプが米国人の殆どだ。」


「自分たちが良かったとどうしても思いたい。結局、米国は良かったと。南北戦争が終わって、納得できない南部の騎士、北部に抵抗するゲリラ戦、ヤンキーは帰ってくれと。日本人は米国を歓迎して米国が正しいと思うようになった。マッカーサーが帰るときに、民主主義を教えてくれてありがとう?日本人のいいところでもあるが、今でも自分たちが悪かったという側面に。」


●世界中の人々が靖國で手を合わせ、「ワシントン」に対して共に闘いましょう

「戦争が終わって植民地時代とはいえなくなったが、国連を使って同じような支配を維持しようとする機関に。あの戦争が終わらないように、永遠に日本が敗戦国ということを維持させるために国連がある。米国側が本当に恐れているのはドイツと日本だけ。両国が強くならないように、国連、NATO、日米同盟。戦争はその意味でも終わっていない。」


「国民の立場でどう戦えばいいか。トランプは第二次大戦については意識は間違っている。あまり本を読まない。それにしても、大きな再編のチャンスだ。日本は北朝鮮、中国、ロシアが隣にいる国だ。米国がいても解決にならないし、依存していても傭兵になるだけで、日本の素晴らしい文化が保たれない。日本は傭兵の国ではなく、侍の国。その国の中から立派な武士が現れるだろう。永遠にそれができないためにも、米国は居座っている。トランプが、それがけしからんというなら、米国は帰ってくださいと言うチャンスだ。」


「米国民もいろんな戦争で死んでいる。何のため?遠い国に行って一般国民を殺して、帰れば政府に見捨てられて、自死している元兵士がたくさんいる。あれだけ苦労しても、撤兵して終わり。米国民も100年、いろんなイヤなことをさせられた。なぜあの人々を殺さねばならなかったか、そこから自由になりたい。」


「日本が独立したら、ワシントン帝国は滅びる。お互いの独立のために、ワシントン帝国と闘いましょう。英霊がやったことに焦点を当てて、米国ではなくワシントンだ。」


「喜んで闘う人々がたくさんいる。米国人としてありがたいこと。グローバリストと闘った英霊の偉業は永遠に歴史に残る。世界の人々が靖國で、ありがとうと手を合わせるべきだ。宗教とは関係ない。グローバリズムに対抗して人間性を守る。それが靖國参拝だ。」

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