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執筆者の写真松田学

大統領は操り人形か暗殺か、過去から続く米国のドラマ~覚悟を決めたトランプ氏の再選を日本のチャンスに~

このところ、米国大統領選はドラマ続き…トランプ氏が銃撃されて奇跡的に一命をとりとめ、同氏は支持者の間で米国の英雄になりましたが、今度は、対するバイデン大統領が大統領選からいよいよ撤退を表明するに至りました。ハリス副大統領を民主党の大統領候補に推しているようですが、これだけ人気急上昇のトランプ氏に勝てるのか?トランプ氏とてこのまま無事でいられるのか?ドラマは11月の本選まで続くかもしれません。


テレビ討論で無様な姿を示し、あれだけ高まってきた「降ろし」に対しても頑なに応じようとしなかったのがバイデン氏でしたが、自ら降板を決意せざるを得ないところまで追い込んだ策略が民主党側にあったようです。あのテレビ討論も八百長、仕組まれていた…。


こう主張する西村幸祐氏は、2020年の大統領選挙もまともな選挙ではなく、バイデン氏は地下室に籠り、自身が政策論争をしたシーンもなく、コロナで増やした郵便投票で不正が横行したことを多くの人が指摘したが、無視され、SNSも言論弾圧、その中で誕生したのがバイデン政権だったとしています。今回のテレビ討論も、普通ならあり得ない6月末という時期でした。本来は党大会で正式指名されて以降の9月以降にやるもの。


主催したのもCNNという、バイデン氏の広報機関のようなところ。同氏を支えていた勢力が今回動いたのは、同氏では民主党は勝てず、さらに言えば、同氏が操り人形であることをこれ以上、隠せなくなったからでしょう。メディアとも組んだ策略の首謀者はオバマ元大統領。辞退させるには本人が辞めると言わねばならならず、そこに追い込んだ…。


バイデン政権になってからのホワイトハウスでのパーティーの場面の動画をみると、集まった人々はオバマ元大統領に集まり、一人うろつくバイデン大統領が耐えられなくなってオバマ氏の肩に手をかけているのに、オバマ氏がこれを完全に無視している場面があります。英国筋の動画ですが、米メディアはこれを報道していないから知られていません。


やはりバイデン政権は何者かによって動かされていた政権だった…米国の歴史では、民主党大統領の場合、そのような事例は過去にもあるようです(ウイルソン、フランクリン・ルーズーベルトなど)。そのバイデン民主党を背後で動かす勢力を「グローバリスト」として敵対視し、これと闘い、今回の銃撃でいよいよ自らの死を覚悟して闘う決意を固めたとされるのがトランプ氏。銃撃も、この勢力による陰謀だという説が飛び交っています。


本メルマガ前号の本コラムでも指摘しましたが、確かに、今回の警備には、あまりに無能か、わざとなのか?と思わせる不自然な点が多々あります。ただ、これには、自ら米国に何度も出かけ、射撃を実践して安倍元総理暗殺の真相を追及し続けている山口敬之氏が異論を唱えています。もし組織による犯行なら、確実に狙撃できる位置、複数のスナイパーの配置など、今回のクルックス容疑者の犯行では見られない方法がとられるそうです。


逆に、ここから類推されるのは、ケネディ大統領の暗殺と安倍氏暗殺との共通点。どうも軍産複合体の利害や国家機関が関与していたと推察されるケネディ大統領の場合、暗殺者とされるオズワルドが発砲した位置からケネディ氏は80mでしたが、同氏を瞬殺したのは30mの至近距離の別の角度から同時に発砲された弾丸だったと山口氏はみています。


安倍元総理の場合、治療に当たっていた奈良県立医大の福島教授が記者会見で述べた弾丸の体内への入り方の角度からトレースされるのは、やはり30mの至近距離にあるビルの一角にある位置。決して、山上の弾丸ではなく、それとは破壊力も違っていたそうです。とすると、安倍氏の場合もケネディと同様、暗殺を企てたプロの組織の仕業か…。


あくまでこれは山口氏が重ねた推論ですが、それに基づくと、クルックスの発砲場所はトランプ氏から125mの位置にあり、ダミーだった?オズワルドより遠距離で、とても組織が確実な暗殺を謀ったものではない…どの事件もその真相は永遠の謎かもしれませんが…。


いずれにしても、今回、死を覚悟したトランプ氏は、これを弾みにますます大規模集会に積極的に身をさらすでしょう。組織の仕業だったかどうかは別として、これで銃撃をやめるほど敵はヤワではなく、トランプ氏暗殺のリスクは一層高まったとの懸念が高まっています。それにしても、国家のために命を捧げて闘う同氏の姿こそが本物の政治家の姿。自己利益や政権延命を最優先する日本の為政者も、少しは見習ってほしいものです。


トランプ氏の覚悟の背景には、同氏が副大統領候補にバンス氏を指名したことがありそうです。そういえば、このベストセラー作家でもある上院議員が共和党大会で行った演説などは、ウクライナ戦争の停戦など、トランプ氏の主張とほぼ同じ。いざとなったらバンス氏に後事を託す、だから自分は命がけで闘う。その姿は恐らく、米国民に感動を広げ、普通であればトランプ氏の勝利は確実なのですが…。だからこそ、同氏の身にこれから何が起きるかわからない。だから、ドラマはまだ続く…。


米国では大統領暗殺事件は数多く、今後、この大統領選ドラマを見ていく上でも、米国の暗殺史を知っておくのが有益だと思います。今年2024年は世界秩序の大変動が始まる年、トランプ氏銃撃事件で世界はどうなるのか…。この点も含め、今回は以下、歴史家の茂木誠氏と過日、生配信で行った対談の内容をご紹介します。


まずは同氏がこの対談の冒頭に述べた言葉が印象的でした。「トランプ氏には元々、カリスマ性があるが、銃撃事件のときのあのふるまい。普通ならパニックだが、SPをかき分けて俺は大丈夫だと、神がかってきた。神が選んだ人。トランプ本人は一度死んだと思っている、もう何度も死んでいい、と。周囲はとめているが、これからも表に出てくる。撃つなら撃てと、その気迫が出てくるから、普通なら選挙は圧勝だろう。」…


●操り人形の民主党大統領史

茂木氏によると、それに引き換え…「バイデンは痛々しい。老人いじめだ。そもそもうまく操れると思ったのだろう。あとは全部こっちがやる、プロンプターを読んでくれと。しかし、それではもたなくなってきた。ゼレンスキーとプーチンを言い間違える。」


「似たのがウイルソン大統領。操り人形だった。第一次大戦で米国が初めて欧州に軍を送って、国際連盟を創り、まさにグローバリスト。パリ国際会議で規約を書いたが、実は、台本は別の人が書いた。そのころから偏頭痛が酷く、戻ってからぶっ倒れた。脳梗塞で。それを隠して、以後、奥さんが全部署名。最後の2年間は廃人、それで選挙に敗けた。」


「大統領は隠すことができる。フランクリン・ルーズベルトも高血圧が酷くて意識朦朧。ヤルタ会談では担架で会場まで運ばれた。全部、裏方がやった。これが民主党のいつものやり方。大統領には自分の意思は要らない。」


●米国の大統領暗殺史…ケネディ大統領を暗殺した勢力とは?

「ウイルソンの前の前がセオドア・ルーズベルト大統領。共和党のマッチョだが、こっちも撃たれている。しかも選挙の最中に。再選を図ってスピーチをしていたら、撃たれて胸に当たったが、ポケットに手帳、心臓まで行かなかった。当たったのでショックだったが、スピーチをやめなかった。終わってから入院したが、タマを取り出したら危ないからと、タマをそのままに縫った。死ぬまで体内にタマがあった。」


「イーロン・マスクはトランプの銃撃を見て、セオドア・ルーズベルト以来だと。米国では未遂も含めたら大統領暗殺はいっぱいある。20世紀になってからも、マッキンリーがお腹を撃たれて死んでいる。犯人は精神異常者。ちょっといかれた人が撃ったとなっているが、どうだか…。大統領が撃たれた時は、犯人は頭のおかしい人という設定になる。」


「次がケネディ。オズワルドは単独犯でない。タマがあちこちから。オズワルドは警察の中で殺された。迷宮入り。副大統領のジョンソン氏が事件の究明をするとウォーレン委員会を立ち上げてレポートを創ったが、公開できないと。真相は判明している。」


「そのレポートは大統領の特権で公開できる。トランプが一期目大統領のとき、ツイッターで、『私はこの事件についてのレポートをオープンにする用意がある』と。翌日にやっぱり無理だったと。見たのだろう。オープンにしたら、とんでもないと。国家ぐるみだと書いてあるのだろう。」


「その次がレーガン。危機一髪で入院してタマを抜いて助かり、それでカリスマに。」


「リンカーンもケネディも政府紙幣を唱えた大統領。それも暗殺理由の可能性の一つとしてある。二人とも敵が多すぎた。だから、どの敵が暗殺のメインかわからない。」


「ケネディは、最初はタカ派だったが、キューバ危機に際して核ミサイルをソ連が配備、空軍が空爆しようとしたが、ケネディは外交交渉でやると。核を撤去しないと核戦争になるとフルシチョフを脅し、フルシチョフはビビッて折れた。ケネディは、これからは米ソは戦わない、軍縮だと、180度変わった。そこで、なんでやめるんだ、キューバに攻め込まないんだ、と。軍産複合体だ。」


「キューバで革命。キューバから追われた資本家たちがフロリダに。カネを出すからカストロをやっつけてくれと。そこでCIAが動いて亡命キューバ人を訓練。それを知ったケネディが、内政干渉はやめろとしてとめた。CIAは面子丸潰れ。」


「それに政府紙幣。NYの金持ちも敵に。このように、複数の利権が絡んでいる。」


「トランプも戦争をとめた。在任中は大きな戦争がなかった。それで困る人たちがいる。ミサイルが売れない。国家ぐるみでやる犯罪はカネが動く。カネを持っている人たちが暗殺しろと。CIAとFBI。公権力の私物化、武器化。国家機関を特定勢力が武器に使う。」


●トランプ銃撃事件の不審点

「今回の事件、捜査しているのがFBI。頭のおかしいお兄さんがやったとすぐに発表して幕引き、そんなわけないだろう。不審点がいっぱいある。壁を登るのを見られている。普通なら大騒ぎでスピーチは中止になる。ならないのは、警備が知っていたから。」


「なぜ倉庫の上にSPを置かなかったのか?トランプの後ろに建物が二つ。もう一方の屋根にSPがいて、犯人は丸見え。気づかないわけがない。」


「二年前のことを思い出してしまう。奈良の事件。メディアが報じようとしない事実がある。共通しているのは、警察がバカに見えること。それともわざとなのか。今回、シークレットサービスもあたふたしていた。女性が多い。トランプはデカいから頭一個分、ガードになっていない。女性の比率を増やす方針だった。そういう問題か。抜いたピストルをケースに入れられなくてパニくっていた。所轄の国土安全保障省。そこが今回は怪しい。地元の警察は何も分かっていなかっただろう。連携不足のレベルではなく、サボタージュ。」


「柴田さんが書いた『銃撃』という本。フィクションの形で元首相が撃たれたというストーリー。裏に組織がある。容疑者役は二人。オモテの容疑者は派手に人前でバンバン、裏の容疑者は隠れてビルの5階から同時に撃つ。さもありなんという内容だ。」


●トランプ氏は本当に再選されるか…これから暗殺のリスク、あとはバンス氏に託す

「トランプ支持が7割になったという調査もある。ただ、今回の件が解明されていない。組織の犯行なら、一度でダメならやらないようなヤワな連中ではない。トランプ氏がますます表に出てくる。そこをやる。大統領選はまだ4か月先。本当に何があるかわからない。」


「ただ、トランプが亡くなっても、後任としてバンスを副大統領候補に指名した。遺言のようなもの。俺が死んだらお前がやれと。任せた。バンスはトランプと同じことを言っている人。ベストセラーで白人の貧困層の生活を描いた。オハイオ。石炭の時代が終わり、荒れ果てている。希望がなく、ドラッグが流行、中学生のほとんどが進学しない。田舎者の白人の悲しみというのが本のタイトルの意味。最初から家庭崩壊。母が薬物患者、男を換えて、誰が本当の父かわからない。祖母が彼を愛した、それでこういう人間になれたと。」


「民主党は、貧困に苦しんでいるのは黒人だからと、白人が無視されてきた。大学に行くカネがなく、海兵隊に入り、イラク戦争に。その見返りにイェール大学に行けた。地獄から這い上がった自分の人生。ラストベルト、見捨てられた地域、ここがトランプに入れている。バンス氏はトランプは本物だと気づく。これでラストベルトはもう押さえた。」


「トランプはもう、米国のために命を捨てる。政治家とはそう。政治家の姿を示している。残りの半年間、ものすごいドラマがある。」


「バイデンは操り人形で、亡くなっても生きていることにして、蝋人形にして『AIゆりこ』ならぬ『AIジョー』?今ならやろうと思えばできてしまう。」


「グローバリズムと反グローバリズムがはっきりしてきた。2024年は歴史の大転換点。」


●トランプ再選で世界はどうなる~日本は核武装を検討するとき~

「ウクライナ戦争はバンスもトランプと同様、やめるべきだとしているが、本来、米国は外の世界には口を出さない。モンロー主義。これをひっくり返したのがウィルソン。世界の警察官を始めたのが民主党政権。それをやめて元の米国の孤立主義に戻すのがトランプであり、これは120年ぶりの大転換。ウ戦争をやめて、プーチンと和解する。イスラエルを抑え込む。空爆をやめろと。NATOは機能しなくなる。米と欧州がぶつかるからだ。空文化する。そもそも、米軍がひいたNATOにどれだけの力があるのか。」


「経済政策は高関税だが、ホンダもトヨタも米国に拠点を設けている。対米投資をトランプは喜ぶ。言うほど日本経済にダメージはない。ダメージを受けるのは中国。安い製品が関税で入れなくなる。米中経済戦争に。ただ、トランプは中国と戦争する気はない。」


「中国の脅威を煽り立てて東アジアで軍拡をしてきたのが民主党。高い武器を買わせてきた。その逆を行く。自分たちのことは自分たちでと。日米安保も空文化。尖閣で何かあっても米国は出てこない。困るのは親米保守と読売産経。むしろ、日本が自分で立つチャンスだ。米国とは喧嘩せず、徐々に米軍にひいていただく。穏やかにお互い暮らそうと。」


「中東諸国が次々と核武装。インドが核武装、パキスタンも核武装しても、あそこで核戦争はあったか?敵対する国が核をお互い持つと、怖くて戦争できなくなる。中東はイスラエルだけが核を持っており、これは逆に危ない。核を使う誘惑に。イランが核を持つと、核戦争になると、より大国のイランによってイスラエルが滅びるから、核を打てなくなる。」


「東アジアでロシアや中国や北朝鮮が核を持っていて日本が持っていないのは危ない。日本の核武装を考えるべき時期だ。岸田総理の『核廃絶』は、たわごと。」


「では、どう核を持つか。日本国内では核実験はできない。核ミサイル搭載可能な潜水艦を数隻創り、東シナ海や日本海に沈めておく。核武装したかどうかは一切明かさない。これで、ものすごい抑止力になる。相手は打てなくなる。これがキューバ危機の教訓。核シェアリングは米国に振り回されるから逆に危ない。一番いいのは有耶無耶にすること。」


●世界の政治は?グローバリズムvs反グローバリズムの構図が明確化

「米国は内戦?米国は民主党の州と共和党の州で別の国に。民主党のカリフォルニア州を切り離して、ワシントンDCも首都を移した方がいい。移民が多いところは切り離す。移民を入れて軽犯罪を取り締まらず、薬物の合法化で民主党の州がさびれている。」


「ロシア経済制裁で自分たちが困っている。米ドル基軸通貨体制も揺らいでいる。ただ、台頭するBRICs秩序がまとるれるとは思わない。今は反米国でまとまっているだけ。G7のようなまとまりはない。世界を仕切れるとは考えにくい。」


「欧州議会選挙はトランプの運動と軌を一にしている。米国では民主党がこれを潰そうとしているように、欧州でも同じことが起きた。フランスはRNが政権をとるのではということで、左翼とくっついた。自民が立民とくっついたのと同じ。ドイツは言論の不自由が日本以上。ネオナチと誤解されたくないと。」


「自民党はバイデンと一緒に沈んでいく。泥船だ。心ある自民党の方は生き残っているなら早く逃げたらいい。茂木、河野、ええっ?トランプと対峙できる人は麻生さんのレベルしかいない。若手で対等に話せる政治家は自民党にはいない。」


「グローバリズムはそう簡単に終わらない。これからが闘いだ。フランスはルペン、米国はトランプ、日本には?(松田学が…)。石丸さん的に華のある若手でみんなが集まるような人を参政党が立てるということをやってはどうか。政治はハッタリだ。これが民主主義の難しいところ。メディアが報道しないが、時間は我々の側だ。マスメディアに騙されるのは高齢者が多いから、減っていく。最近は高齢者もYoutubeをみるようにはなった。」


●これから自尊心と愛国保守現実派の時代へ

「これからの政治課題は、自立と国まもりに加えて、やはり教育だ。勉強すればするほど自信を失うシステムになっている。自分に自信のない人は内向きになり、力を発揮できずに人生を終わってしまう。根拠ない自信を持つべき。2000年もの間、独立を保ってきたのが日本だ。本当はスゴイ国なんだと。ダメだと言っていたらほんとにダメになる。」


「自尊心が根本。知識があってもそこが欠けているとダメ。典型が岸田総理。自信がないから人の言うことを聴いている、ある意味で優等生。彼には自信がない。戦後の典型的な最後にしたい総理。自尊史観。お子さんを抱きしめて、君はスゴイ、応援するよ、と。」


「自分の国が大切というのは世界の潮流だ。最近の米国の教育では、米国が奴隷制度などいかに恥ずかしい国かがブーム。『批判的人種理論』。それは日本がずっとやっていること。それが米国にも広がった。ドイツもそう。ナチを生んだ恥ずかしい国だと。ナチを批判するのは当然だか、信仰になっている。学問ではない。」


「自尊心がポストバイデン、ポスト岸田の時代に求められている。自分の命はなくなったと覚悟を決めて闘うトランプ。今回の銃撃事件は、新しい世界の潮流を象徴するもの。」

 

…それは『愛国保守現実派』の潮流だという結論で、この対談を締めました。それにしても、トランプ政権が誕生したら日本は大変なことになると言っている識者が未だに日本では多いのは情けないことです。こんなチャンスはありません。いま日本が危険な状況になっていることがなぜわからないのでしょうか。台湾有事は日本有事とは当たり前のこと。


北東アジアの安定を日本がリードするチャンスです。日本はその役割を担うべき立場にあります。いずれ間違いなく日本有事になります。なのに、台湾有事が日本有事だとわからない日本人が多く、そういうことを言った安倍氏が日本を危険なにさらしたなどと…。台湾の海峡が封鎖されたら日本は終わりです。90%以上の物資が南シナ海を通っています。


日本は朝鮮半島や中国大陸からは離れて、台湾から続くアジアとの関係強化を打ち出すべきでしょう。トランプ政権は、それを世界に打ち出すチャンスになります。日本は独自の軸足を持ちつつ、海洋国家の盟主の道を歩むという選択肢を本格的に進めるべきです。


日本はアジアの中でも独特の文明を有する国だとハンチントンに書かれる以前から、そのことを戦前の日本の識者たちは分かっていました。レヴィストロースも1970年代に言っていたこと。前述の西村幸祐氏が「もう一度、日本の世界史的立場をプレゼンテーションする時代になった」と述べている通りだと思います。11月の米大統領選が、日本のチャンスになるような結果になることを望むものです。

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