参議院選挙当選のご報告~日本国民本位の政治へ、これからが本番~
- 松田学
- 1 日前
- 読了時間: 5分
今回の参院選で私、松田学は当選を果たしました。
この参院選で躍進した参政党は、全国比例で742.5万票(得票率12.5%)を獲得し、この比例枠で私を含む7人が当選。この得票数は自民、国民民主に次ぐ3位で、参政党が3年前の参院選で獲得した176万票(当選者1人)の4倍以上の数字でした。
また、地方選挙区で7人の当選者を出し、合計14人が当選。今回非改選の現職1人と現職衆議院議員3人を併せ18人の国会議員を擁する政党に成長しました。
参政党はこれまで、1人しか当選者を出せない衆院の小選挙区のみならず、参院選の県単位の地方選挙区でも当選は無理で、それらの候補者の皆さんは比例で当選者を出すために闘うという位置づけでしたが(本人にとっては選挙活動で耕した地元でその後、地方議員を狙う土台になるという意味はありましたが)、今回、複数枠の区とはいえ地方選挙区でこれだけ当選者を出せたのは快挙だったといえます。
全国比例で私が個人名への投票で得た票数は、今回、同じ党から10人の比例候補者が出馬して個人名票が分散する中でも、88,419票を確保できました(3年前の参院選では5人が立った中で7.3万票)。松田政策研究所CHでもおなじみの山中泉氏も2.8万票あまりで当選し、今後、同じ党の国会議員として共に活動していくことになります。
私の当確が出たのは、投開票日である7月20日の翌日の21日の朝5時半頃。早速、多くの方々から祝意のご連絡をいただき、短い睡眠をとったあと、16時から炎天下の新橋SL広場にて参政党の祝勝街頭演説会に。比例当選者7人の全員が次々と演説し、日本国民ファーストへと日本の政治を変え、次の時代を拓く第一歩がスタートしました。
7月25日には当選証書を受け取り、議員バッヂも手にいたしました。正式に参議院議員になったのは7月29日からで、同日、参議院会館の私の部屋(1017号室)に入居、そして8月1日に初登院の流れとなります。国会議員への復帰は2014年11月から数えて11年ぶりとなりますが、この間もYoutubeや参政党の活動などを通じて国政への発言を続けてまいりました。旧知の方々からも、この間、よく頑張ったと祝福をいただいております。
さて、今回の参院選は色々な意味で日本の政治に大きな節目が訪れていることを示しています。自公が惨敗、立憲民主がその受皿にならず、参政党や国民民主が民意をつかんで躍進、従来の組織型選挙の時代ではなくなりつつあります。政治に国民が参加することを標榜する参政党は若い世代にも投票を呼びかけましたが、旧来型の政治を終わらせたい民意とも相まって、投開票日が連休中日であったにも関わらず、投票率は上がりました。
他方で、共産と社民が大きく後退し、右か左かが対立軸となってきた55年体制も転機を迎えたようです。組織や利権ではなく、特定の理念のもとに国民が集って党員として政党を担う本来の政党政治が日本でも定着する契機となるのが、参政党の躍進かもしれません。
同党は「日本人ファースト」を掲げましたが、今回の選挙ではグローバリズムに対抗して国民国家を掲げる新たな軸が日本でもようやく芽生え始めたというのも一つの特徴でしょう。右か左かではなく、グローバリズムか反グローバリズムかという軸は欧米など世界的な政治潮流となりつつあり、これを掲げる日本唯一の参政党の躍進は、単なる反移民というテーゼを超えた新たな政治選択の軸の誕生といえるかもしれません。
ちなみに、参政党は今回の選挙で「差別主義」などをプラカードに掲げる勢力から酷い選挙妨害を受け続けましたが、それは誤解です。「日本人ファースト」は決して排外主義ではなく、現在、多くの日本国民が野放図に増大しているかにみえる外国人の流入や土地など不動産の購入などに不安を募らせている現状を踏まえ、移民増大で苦しむ欧米のような状況になる前に、そこに一定のルールや秩序を創ることを主張しているものです。
無秩序な外国勢の流入は、日本国民のみならず、入ってきた外国人にとってもハッピーなことではありません。参政党が掲げる日本古来の国柄である調和や共存の理念を実現するためにも、まずは困窮する日本人自身をもっと豊かにし、守り抜いていくことが必要だという立場。それぞれの国が自国のアイデンティティを維持してこその世界の大調和です。
なお、参政党の候補者たちの多くが「消費税廃止」を唱えていましたが、同党の国民負担率を46.2%から35%に引き下げるとの公約を実現するのは並大抵のことではなく、いくら理屈としては大型減税や積極財政が正しくても、実際にそれができる具体的な提案がなければポピュリズムに堕してしまうことを懸念してきました。
財政政策の最大の制約となっているのが国債マーケットや金融です。政府の通貨発行権を活用してその問題をクリアーできる「松田プラン」なくして参政党の公約は実現できません。候補者たちばかりではなく、当選した参議院議員の間でも、このことへの理解が未だ不十分な中で、国政の場に必要なプロの政策論議をどう実現していくか、今回当選した14人の参議院議員の中で経験者は3人、ほとんど新人の議員団をいかにレベルアップさせていくか、私に課せられた使命は重大です。
8月1日には私の役職も公表されることになると思いますが、これからがいよいよ本番です。皆さまからのご期待に応えるべく、参議院議員として国政に全力で取り組んでまいる所存ですので、今後ともご指導、ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。
松田政策研究所CHから参院選のご報告を過日、生配信いたしましたところ、応援のコメントを多数いただきました。グローバリズムと向き合い日本国民が主導する政治を確立するための闘いはこれからです。今後とも当CHも充実させていきたいと考えております。
◆参院選を終えて ご報告 松田学
Comentarios