チャットGPTとロボットの時代は人間性の時代~人類社会に迫るパラダイムチェンジへ政策の抜本転換を~
- 松田学
- 2023年6月4日
- 読了時間: 15分
「次元の異なる少子化対策」を進めようとしている岸田政権が6月1日、「こども未来戦略方針」の素案をまとめ、今月、「骨太の方針」に盛り込むことになりました。これにより、子ども関連予算の倍増は2030年代初頭までに実現、24~26年度の3年間の集中対策期間では「年3兆円半ば」の追加予算を投入することとなり、政府は年3.5兆円を確保することになりましたが、具体的財源をどうするかは年末の予算編成まで先送りになったようです。
解散総選挙を前に財源論はしたくない?また同じことが繰り返されています。昨年の参院選でも、防衛費GDP比2%は言っても国民負担には触れず、年末に突如、防衛増税の方針を決定しました。国会でも中身の議論はほとんどせずに国民に請求書を突きつける。
私は国防も子育ても未来への投資ですから、財源は国債で良いという考え方ですが(日本は対外純資産残高世界一を30年以上続けている国です)、「人づくり無くして国づくり無し」、同じ子ども向け予算でも教育については、「教育国債」の考え方が広がっています。
先日、立憲民主党の重鎮である笠浩史・衆議院議員との対談を配信しましたが、笠議員には私が政界入りした頃から、もう十年以上、お付き合い頂いております。立民と言っても、立場は保守の議員が結構います。教育政策も憲法も同氏の立場は参政党とほぼ同じ。
「子育て予算倍増と言うなら、教育予算倍増でしょう。当面はつなぎの国債で。」そう仰る笠議員に私から、参政党では教育も含め、様々な無形資産を対象とする投資国債というもっと広い概念で考えていると申し述べました。「将来は教育目的税で増税」とのご発言でしたが、松田プランを持たない政党ならそうしか言えなくても仕方ないでしょう。
お話をして改めて感じたのは、右左であれ保守革新であれ、既存の政党で色分けしても意味はなく、何も進まないということでした。例えば、一度、与野党が大連立して、そこから二つに分かれる形で、それぞれ志が同じ議員どうしが組んで政党を形成するといった大シャッフルなどは考えられないものか…ふと頭に浮かんだりもしました。そうでないと政権交代可能な健全な民主主義はできないかもしれません。
少子高齢化の人口減少の時代に一人一人の力を高め、自分で考えることを身に着けさせるオーダーメイドの教育への大胆な改革が必要。10~20年後に人工知能(AI)にとって代わられる仕事が増える中で、これからの人間に問われる資質は何かをもっと国会で議論すべし。一人当たり生産性を高めるしかなく、ルーティンはAIに任せ、人は何をするかの本質的な議論をして、それに合ったカリキュラムが必要。大学受験自体も変える必要。
「人間力」を育てる、多様な価値観、管理型受け身の教育ではなく、自分で考えて…問題意識はもはや、どの政党も同じでしょう。経済を良くするにも、まずは人です。
では、どんな人づくりが求められるのか。チャットGPTの誕生は、これからの人材のあり方や人間の生き方まで根底から変えるパラダイムチェンジを人類社会にもたらします。今回は本問題について、武田邦彦先生と駒澤大学の井上智洋准教授の議論をご紹介します。
豊かさとは一人当たりGDPだ…そもそも少子化対策それ自体に武田先生は疑問を投げかけています。チャットGPTが知性を代替する時代には、人間に求められるのは別の資質。医療でいえば、医師は要らなくなり、看護師がもっと必要になる。
井上氏は、これからは労働への価値観が崩れ、賃金労働に携わる人は人口の一部になり、生き方自体が多様化する。AIやロボットの活用では「八百万の神」の日本には西洋にない強みがあるとしています。お二人とも、知性を超えた「人間力」が問われる時代になり、人材のあり方も教育も早くそちらへと転換しなければならないとする点では共通です。
●LGBT法案については?…オスとメスの中間が自然界に存在、日本は調和の社会
武田先生とはまず、LGTB問題について議論しました。LGBTを生物学的にみると、オスとメスがいれば必ず、オスでもなくメスでもないのが現れるのが自然界の摂理。少子化対策については、そもそも日本の適正人口は3~7千万人だとしています。人が多くなると人間の性欲が弱まるのが自然現象。「国家のために性欲はわかない」…そこは確かにそうです。
出生率低下の根本には生物学的に説明される人口動態があるようです。そして、チャットGPTの誕生で人間の能力は要らなくなるのかといえば、そうでもないようです。新しい人間の領域が生まれてくる。それは人間性だ。
以下、その武田先生によると…「物理学者として生物も見てきた。世の中を支配する物理法則がある。オスとメスがあれば必ず、中間や逆が発生する。それをなくすることは物理的にできない。オスとメスの中間をなくそうとすると、膨大なエネルギーがかかるか、本体のオスとメスが壊れるかどちらかだ。LGBTはどうしても発生する。自然界がそう。」
「オスとメスは極めて大切。10億年前までオスとメスはなかった。生きとし生けるものは死ねなかった。永久に生きる?無理だ。疲れた個体が多いから繫栄しなかった。この世に男と女がいる、それが子どもを産むということが大切。」
「ただ、オスとメスがいても、結婚しない、子どもができないオスとメスが同時にできる。全員に子どもを産ませたら大変な統制が必要。子どもがいない夫婦がいるから、子どもがいる夫婦がいる。社会は後者に手厚くしている。児童手当など。そして子どもが親の面倒をみる。社会に最も寄与する人を優遇するのが生物界の基本。」
「離婚して出戻った狼は一歩後ろを歩くが、家族の中には入れる。それを子どもができない夫婦はよくわかっていないといけない。社会への貢献では一つ不足している。だから、列の少し後ろを歩いて…。原則として子どもをつくって、まともな夫婦で子どもがいる、その人たちを尊重する社会をつくり、その中で一緒に生きていくという自然界の法則に合わせるしかない。LGBTを排斥するか受け容れるかとではない。現に存在するのだから。」
「普通の女性にもLGBTにも人権がある。ただ、結婚して子どもをつくった人たちに未来があるということが大事。子供がいることからLGBTも恩典を受けている。正常な夫婦の子どもがLGBTの老後の面倒をみる。」
「英国は差別禁止が行き過ぎたので、男女別のトイレでなければならないという法律を作った。調和を勉強した。トイレの権利はあるが、一般の女性が被害を受けるのはよくない、と。そういう議論に国会がならない。正常な人たちも、自分たちが生活できるのはLGBTの人たちがいるからだということをわからねばならない。」
「それがないと内部分裂する。2m以上の大男が車に入らないからといって、文句は言わない。しょうがないと。調和。それを分かって社会を運営したのは日本一か国だけ。欧米がそうでなかったからと真似る?ならば欧米のような奴隷を創る?」
「LGBTがいるのが当然、彼らもそれなりの心得で生きてきた。英国は日本の知恵にようやく気が付いた。遅れている。日本は奈良平安の時代からLGBTが社会に入っていた。同性愛が生まれるのは自然現象だからしょうがない。差別禁止法など日本には要らない。差別なくやれるというのが日本社会。『禁止』を入れるとLGBTの人たちが被害を受ける。差別を禁止する必要はないと法律に書けばよい。」
「理解増進法?もう理解している。利権も発生する。LGBTの弱い立場を利用して勢力を強化しようとしている、それが卑劣。オスとメスは元々、生物でははっきりしていない。」
●少子化対策は要るのか?チャットGPTの時代は人間性の時代
「なぜ国全体のGDPなのか。一人一人である。個人の豊かさではないか。日本列島の適正人口は?大東亜戦争の前は7,000万人、明治時代に食料自給が整った時の人口が4,000万人、ドイツと同じ人口密度なら3,000万人。だから適正人口は3,000~7,000万人。」
「メスどうしの距離が近づくと、一個のメス当たり生む子供の数は減る。近づくと、あなたが産んでよ、になる。生物は全部そう。性欲もそう。国家のために性欲はわかない。自分が子どもを産まねば、となると、性欲になる。戦争で出生数は必ず上がる。戦争が終わると復員して、二段ロケットで増える。だからベビーブームに。」
「今は子どもが多くなったから、できなくていいという背景があるから性欲が減る。37万平方キロで日本人が最も幸福になる人口はどれぐらいかを考えてほしい。一人当たり生産性を高めればいいし、一人当たりのインフラも増える。子供を生むためにお金を出すより、生産性を上げるほうにお金を使ってほしい。」
…そのためにこそAIやロボット革命が日本でこそ必然的なのですが、「人間は突然、200万年前に火を使った。それで人間になった。大脳の容量が1,000ccを超え、本能を抑制、どんな動物も火から逃げる。それが本能。動物的なものを頭脳で代替するのが人間だった。」
「300年前に蒸気機関ができて人間が要らなくなった。それまでは人間は肉体労働をやるべき存在だった。肉体労働から転換してみんな不安になった。筋肉労働がなくなったらどうする。そこで機械打ちこわし運動が起こった。俺たちは筋肉なのに、と。誰もサラリーマンという職業があることを知らなかった。」
「そしてついに本命に来たのがチャットGPT。人間がやってきたくだらないことを全部やってくれる。英会話も、本当は地球が全部同じ国なら要らなかった。たまたま世界が国に分かれていたから。5年ぐらい経つと、スマホを開ければ米国のニュースも日本語で。語学がなくなる。言語を感じずに世界のどこでも行ける。」
「医者も、患者の過去を知らないから医者がいた。生まれてからすべての記録がブロックチェーンに入ると、そこから指令が来る。あなたはいつどうなるからこうしてくださいと。医師が要らなくなり、やさしく接する看護師だけ必要になる。病気は激減する。」
「優秀な人間が担っていたものから先になくなる。産業革命でも筋肉労働が最も強い仕事からなくなった。これからは医者や弁護士。タクシーはなくならない。細かい作業が伴っている。裁判官はチャットGPTがやる。筋肉労働が炭鉱夫からなくなったのと同じ。」
「人間らしい、ニコッと笑ってという、人間性の良い人が残る。一緒にやると楽しいとか。いやな奴から絶滅する。産業革命の前は筋肉だったから頭はボケていた。頭がしっかりした時代から、今度は人間性の時代に。」
●アイデンティティクライシスに直面する人類社会
もうすぐ機械が人間の知性を超える…チャットGPTの登場でシンギュラリティはすぐに訪れることになるそうです。では、人間とは何なのか?何をする存在なのか?深刻な問いが失業の発生とともに人類社会に投げかけられようとしています。
本問題をAIの専門家でもある経済学者の井上智洋氏に語って頂きました。同氏はいまのAIにはできないのは意思と体験と価値判断の三つだとしていますが、要するに、人間に期待されるのは「人間力」の部分へと集約されていく。それを養う教育へと転換しないと、子どもたちは幸せな人生を送れなくなるという意味で、教育改革は待ったなしの課題です。
同氏はまた、勤労しなくてはいけないパラダイムの時代は終わるとしています。働くことが大好き国民の日本では「勤労の義務」が憲法に書かれていますが、そもそも同様の事例は北朝鮮など一部にしかみられないようです。古代ギリシャのポリスでは労働は奴隷が担い、市民は働かなかった。賃金労働する人口が減り、自分がしたいことをする時代に…。
例えば、参政党は政治に参加したいと思う人々が支えていますが、若い人だけでなく、すでにリタイアしたり仕事をしなくてもよい高齢者が裏方で献身的にがんばっています。文化も藝術も…ベーシックインカムでそういう生き方をする人々が主流になる。
ここで私が言いたかったのは、AIやロボットが産業社会の労働を担う社会になって、そこからあぶれた大量の人口層が自らの生き甲斐を追求しながら社会とつながることで、ベーシックインカムを上回る所得を得る場としての「協働型コモンズ」であり、これをブロックチェーンとトークンが支える「松田プラン」です。
井上氏との対談で注目すべき点は、チャットGPTとロボットの時代になったとき、すべてに魂が宿るとする「八百万の神」の神々の文明をもつ日本には、世界的なアドバンテージをとるチャンスが訪れているということでしょう。ここは、西洋文明では達成できないAIと共存する人間の新たな調和の創造ではないでしょうか。
以下、井上氏によると、「チャットGPTで本来人間がやることを?下手すると人類全体がアイデンティクライシスに。歌の歌詞もたちどころに。コード進行も。オチのある短編小説。色んな創作活動。画像生成AIが何々を描いてと言えば、たちどころに。」
「これからはAIに単純作業をやらせ、人間はクリエーティブなことに特化すればよいと言われてきた。しかし、その部分までもがAIが。芸術先品は殆ど区別つかず、むしろAIのほうがより良いアート作品も。ぬくもがない、冷たいと言うが、それはAIが作ったものだと言うからだ。そのことを伏せた状態では、今やどっちがどっちかわからない。」
●意思と体験と価値判断の三つ…これらを持っている人が活躍する社会に
「ぬくもりよりも革新性。藝術で大事なのはイノベーティブ性。ただ、『ゴッホっぽい』東京の街並みは描くが、何っぽいという部分そのものはできない。既存のものを組み合わせるだけだ。『バッハっぽい』に匹敵する何か大きな新しいアートのコンセプトを生み出すような作曲はできない。」
「ただ、その部分とて人間にもなかなかできないこと。多くの場合、AIとの競争にさらされる。シンギュラリティとは、機械の知性が人間の知性を超えるとき。知識量ではもうそうなっていて勝てない。並みのアーティストでは勝てない。落合陽一氏は2025年あたりにシンギュラリティが来るとしているが、チャットGPTが出たので、それまでもたない。」
「教育現場では、学生や生徒に使わせた方がいい、自分の頭が退化するから使わせない方がいい、その両方が正しい。電卓があっても九九を覚えることが必要なのと同じ。人間としての基礎的な力を意識的に養う一方で、AIデバイドを発生させない教育が必要。」
「東大卒が社会から要らなくなる?今の知識偏重型教育、それだけではまずいのは確か。今のAIになくて人間にあるものは、意思と体験と価値判断の三つ。体験の積み重ねで得られたものを小説や映画にすることができない。ネットから借りてきている。善悪や美は人間が教えないと。いいやつだ、それは人間によってトレーニングされているから。善悪のオリジンは人間がもっている。そういうものを持っている人が活躍する社会になる。」
●要らなくなる知的職業…いずれブルーカラーも
「今のAIは指示待ち人間。知識だけの人は活躍しにくい時代に。『士』業が危うくなる。会計士など。価値判断をしていなかった従業員の人たちの雇用は?ホワイトカラーはかなり減る。今でも一般事務の有効求人倍率は0.37。デザイナー・美術は0.18倍。ここが画像AIで減る。一般事務はここからさらに減る。人を必要としない職業がますます増える。」
「ホワイトカラーで残るのは営業。ただ、BtoCは要らなくなる。保険のおばちゃんも、ネットが代替。残るのはBtoB。人の信頼で動く部分。納期が遅れたら誰が責任?専門職と事務職がかなり減る。ただ、ブルーカラーの仕事は減らない。それでも2030年になると…。今でも中国は無人タクシー。それが普及、そこに行けばブルーカラーも。」
「当面はホワイトカラーが減り、いずれ肉体労働のほうに行くことに。ブルーカラーの仕事こそが今は人手不足。建設業は有効求人倍率が10倍近い。そここそがロボット化が必要。AIをロボットに組み込む、人口減少社会では必要。」
「雇用はかなり失われる。失業が起きないか?既にITでここまで事務職が減らされていることに気づいていない。トランプ現象を起こした中間層の衰退も、移民が真の敵ではなく、ITが雇用を減らしていた。」
●賃金労働がなくなる?脱「二宮尊徳」、脱「勤労の義務」へ…生き方の多様化が迫られる
「産業社会からあぶれ出た人々がどう生きていくのか。AI時代に適応できる人たちを育てると同時に、ブルーカラーも人手が2030年頃から必要なくなると、労働だけが人生ではない時代に。人の生き方は多様であってよい。多様性を認めていくべき。それでも社会的なつながりのある形がいいだろう。ただ、それが必ずしも賃金労働である必要はない。」
「賃金労働以外の生き方、生活費はベーシックインカムで一定程度支えられ、小遣い稼ぎはある程度する。賃金労働が好きな人はやればいい。今はそれが全ての人に押し付けられている。ギリシャのポリス、労働は奴隷が。労働はクソだった。近代はレイバリズムに染まった。近代は国と国の競争だったから、他国から侵略されないよう仕方なく。近代システムに飲み込まれた国はトップダウンで働けと。二宮尊徳。その洗脳から解かれてよい。」
「日本国憲法には『勤労の義務』が書かれているが、それは日本と北朝鮮と数か国。スターリン時代のソ連憲法にも書いてあった。社会主義国か儒教圏。中国も。日本人は好きで働いている人が多いが、新たな生き方が問われてくる。参政党はボランティアで政治活動。生きがいを感じる。そういう場ができる社会。政治的関心をもっと持ったほうがいい。」
「日本人はかなり働いてきたので、労働以外のことを考える余裕がなく、政治的関心も欧米より低い。勉強しなくなっている。読書も、ジャパンアズナンバーワンのころは欧米人の2倍の読書量だった。だが、今では米国で紙の本の売り上げが増えている。減っているのは日本とイタリアとスペイン、経済停滞の国。そうなると目先のことしか考えられなくなる。長期的視点、自分の人生を豊かにする、その余裕がない。」
「日本の若者たちは何か不満を抱えているが、貧困は視野を狭くする。行動経済学でも言われている。工夫する余裕もなくなり、将来のことを考えなくなる。」
●「八百万の神」の日本の優位性…価値判断の源は人間、人間力の時代と参加型民主主義
「デジタル化自体への疑問を持つ人が多く、悪意で人類社会をおかしくする、北朝鮮がチャットGPTを悪用するとも言われるが、警戒心が強いのは欧米。彼らはターミネーター的な世界観。機械が人類に反旗、それは日本人は少ない。チャットGPTへの規制は欧州が強く、次が米国で、日本は規制がない。」
「日本はAI後進国だったが、画像生成AIがオタク文化と馴染む。利用者が多い。ドラえもんの文化、機械とコミュニケ―ン。お友達になる。日本にとっては一発逆転のチャンス。日本にオープンAIの最初の拠点をつくる。日本のチャンスでもある。」
「日本はロボットを友達にするという文明の違い。『八百万の神』の神々、色んなものに魂が宿っている。アニミズム。西洋は、人間以外には魂はない、動物にはないと。そう言う哲学者も。日本人はモノにも魂。だから、もったいない。下手に捨てられない。AI、ロボットがお友達。鉄腕アトムやドラえもんの文化。」
「そんなにガチガチに規制しないのが今の日本には良い。ただ、AIが何か偏向している場合がある。過去のデータに引きずられてしまう。価値判断ではない、過去の人間が判断したテータに基づいて判断しているだけ。価値判断のオリジンがAIにはない。特に過去からの流れにはないものは人間の領域。新規に起きた事態はAIに任せられない。」
「政治家は賄賂や不倫でけしからんから、政治はAIがやるべきという意見も聞くが、ほぼ無理。台湾有事が生じた時にどうするかは過去の流れからは判断できない。」
…政治も最終的には人間が判断しなければならない、だから人間力を鍛えねばならないということになるようです。その意味で、一人一人が政治に参加する場として生み出された参政党は、次なる時代に不可欠な「人間力」を鍛えながら賃金労働以外の生きがいを創る場として、これからますます日本で必要な存在になってくると感じます。
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